モーリーのメモ

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モーリーのメモ

3Dビューの視点操作、グリッド設定:Blender

<今回やること!>

  • Blenderの3Dビューの設定と操作の方法を説明します。
 
 
 3Dビューは、オブジェクトの配置や編集をする場所です。
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 Blenderでは、制作がしやすいように頻繁に視点を切り替えます。頻度が多いのでキーボードのショートカットで進展の切り替えを行うと便利です。この記事では、これらのキー割り当てについてまとめました。
 
 私はノートPCで作業しているので、テンキーやHomeキー等がありません。この場合の代替キーの設定についても説明します。

使用環境

3Dビュー視点の操作

テンキーがない場合の設定

 視点の操作は、デフォルトでは『テンキー側の数字キー』にショートカットが割り当てられています。テンキーがない場合は『フルキーボード側の数字キー』に割り当てることが出来ます。

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 『フルキーボード側の数字キー』は、デフォルトではレイヤーの切り替えが割り当てられていますが、それはマウスで行うことにします。

設定方法

  1. 『ファイル』→『ユーザー設定...』をクリック
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  2. 開いたウインドウの『入力』タブをクリック
  3. 『テンキーを模倣』にチェックを入れる
  4. 『ユーザー設定の保存』をクリック
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キーの割り当て

 3Dビューの視点操作関連のショートカットキーです。
 【重要】3Dビュー内にマウスのカーソルがある状態でキー操作する必要があります。
 マウスカーソルがあるウインドウが操作対象です。カーソルが3Dビュー以外にある場合、『キーが反応しない!?』みたいになります。

    キー役割
    1フロント(正面図)
    3ライト(右側面図)
    control + 3レフト(左側面図)
    7トップ(上面図)
    control + 7ボトム(下面図)
    9反対の面を表示(正面⇔背面、上面⇔下面、右側面⇔左側面)
    0カメラからの視点
    2x軸反時計回りに15度回転(正面図の場合、下方向)
    8x軸時計回りに15度回転(正面図の場合、上方向)
    4z軸反時計回りに15度回転(正面図の場合、左方向)
    6z軸時計回りに15度回転(正面図の場合、右方向)
    control + 2下方向に平行移動
    control + 8上方向に平行移動
    control + 4左方向に平行移動
    control + 6右方向に平行移動
    5透視投影⇔平行投影の切り替え
    fn + ←(Home)全てのオブジェクトが視界に収まる様に調整
    -ズームアウト
MacはHomeキーの代用は『fn + ←』です。

マウスによる操作

 中ボタン(ホイールクリック)のあるマウスで操作します。

    操作役割
    中ボタンドラッグ3Dビューの中央を軸に視点を回転
    control + 中ボタンドラッグ(縦に動かす)拡大縮小
    shift + 中ボタンドラッグ視点を平行移動
    ホイールスクロール拡大縮小
    control + ホイールスクロール視点を横方向に平行移動
    shift + ホイールスクロール視点を縦方向に平行移動

グリッドの設定

 3Dビューのグリッドの間隔、線の本数を設定します。

    3Dビュー内にマウスカーソルがある状態で作業します。
  1. キーボードの『n』を押す
    (または『3Dビュー』の下のメニューの『ビュー』→『プロパティ』をクリック)
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  2. 表示された数値パネルを下にスクロールして『表示』を展開し、『ライン』、『拡大縮小』、『細分化』の値を設定 
  3. デフォルト
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  4. グリッドの密度を倍に変更
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  5. 再度キーボードの『n』を押下し、数値パネルを非表示
  6. 画面下部の磁石のアイコンをクリックして、スナップモードを有効化
    ショートカットは『shift』 + 『tab』です。
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    スナップモードを有効にすると、頂点等を編集する際にグリッドに吸着します。
  7. 格子のアイコン(Absolute grid alignment)をクリックして有効化
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    『オブジェクトの原点』がグリッドに従って移動します。
    いま有効なのか無効なのか見分けにくいアイコンがありますね。
  8. 『ファイル』→『スタートアップファイルを保存』をクリックし、保存
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 『ファイル』→『新規』した時に『スタートアップファイルを保存』で保存した状態になります。

3Dビューの視点を保存

 『スタートアップファイルを保存』を行うと、『ファイル』→『新規』した時の視点や初期オブジェクト等を保存出来ます。
 自分が新規に作業を始める際に、毎回行う作業を保存しておきます。
 私はオブジェクトを配置する時に、視点をトップ(上面図)かつ平行投影(パースなし)の状態にすることが多いので、この状態で『スタートアップファイルを保存』しています。

  1. キーボードの『7』を押下し、Top View(上面図)に設定
  2. キーボードの『5』を押下し、平行投影(パースなし)に設定
  3. 『ファイル』→『スタートアップファイルを保存』をクリック

今回の成果物

 上記の設定を行った『Blenderファイル』です。
 *注意:テンキーの設定は『blendファイル』ではなく『スタートアップファイルを保存』で保存されます。

 リンク先のページ内の『Download』をクリックするとダウンロードできます。

あとがき

 繰り返しになりますが、キーボードのショートカットで操作するときには、マウスカーソルを操作対象のウインドウに置く必要があります。!つい忘れると「あれっ動かない?」となることがあります。
 マウスの中ボタン(ホイール)ドラッグは、Macbookトラックパッドだと2本指スワイプでもいけます。