それでは、やり方を説明します。
デフォルトのHDRIファイルの場所
HDRI(High Dynamic Range Image)ファイルは、簡単に言うと明暗がはっきりした画像のことです。環境テクスチャに設定して環境光として利用出来ます。
Blenderにデフォルトで用意されているHDRIファイルは、『Shading』ワークスペースの『3Dビューポート』で、下図の操作で確認出来ます。
- city.exr
- courtyard.exr
- forest.exr
- interior.exr
- night.exr
- studio.exr
- sunrise.exr
- sunset.exr
Windowsの場合、デフォルトのHDRIファイルは下記の場所に置かれています。
C:/Program Files/Blender Foundation/Blender <version>/<version>/datafiles/studiolights/world/ |
参考にしたサイトです。MacOSとLinuxの場所も記載されています。
金属のオブジェクトを用意する
『Layout』ワークスペースで作業を開始します。
- キーボードの『Shift + A』→『メッシュ』→『モンキー』をクリックします。
- 『モディファイアープロパティ』で、『モディファイアーを追加』をクリックします。
- 『サブディビジョンサーフィス』をクリックします。
- 『ビューポートのレベル数』を"2"にします。
- 『3Dビューポート』内を右クリック→『スムースシェード』をクリックします。
- 『マテリアルプロパティ』で、『新規』をクリックします。
- マテリアルを下記のように設定します。
- 『ベースカラーの色の部分』→『16進数』をクリックして、値に"E6B422"を入力します。
- 『メタリック』を"1.000"にします。
- 『粗さ』を"0.000"にします。
- 『IOR』を"0.166"にします。
- 『ベースカラーの色の部分』→『16進数』をクリックして、値に"E6B422"を入力します。
環境テクスチャを設定
- 『タイムライン』ウインドウを大きくして、『エディタータイプ』を『シェーダーエディター』に変更します。
- 『データタイプ』を『ワールド』に変更します。
- 『追加』→『テクスチャ』→『環境テクスチャ』をクリックします。
- 『環境テクスチャ』の『カラー』と『背景』の『カラー』をマウスドラッグでつなぎます
- 『環境テクスチャ』の『開く』をクリックして、『forest.exr』を選択します。
C:/Program Files/Blender Foundation/Blender 3.3/3.3/datafiles/studiolights/world/forest.exr
- キーボードの『F12』を押して、レンダリングすると『Shading』ワークスペースの『3Dビューポート』のようになります。
背景をぼかす
『Shading』ワークスペースの『3Dビューポート』の背景はぼかしが強めです。
あそこまでは出来ないですが、背景をぼかします。
背景を透過させる
背景を塗りつぶす
デフォルトの背景の色の"393939"に設定します。
- 『レンダープロパティ』で、『フィルム』の『透過』にチェックを外します。
- 『シェーダーエディター』で、『追加』→『カラー』→『RGBミックス』をクリックします。
- 『追加』→『入力』→『ライトパス』をクリックします。
- 『追加』→『入力』→『RGB』をクリックします。
- 『RGB』の色を16進数で"393939"にします。
- 各ノードを下図のようにつなぎます。
- キーボードの『F12』を押して、レンダリングすると背景が塗りつぶされた状態になります。
今回は以上です。
参考になれば幸いです。