モーリーのメモ

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日本語入力できるテキストオブジェクト作成アドオン:Blender

この記事の内容
  • 日本語のテキストオブジェクトの作成に役立つアドオンを紹介します。
    • 日本語を直接入力出来ます。
    • よく使うフォントを3つ設定しておくことで簡単に切り替えることが出来ます。
    • 無料で使えます。
 
 実際に使っているところです。
    f:id:mmorley:20210318230619g:plain
 
 Blenderでは編集モードでテキストオブジェクに文字を入力する際に日本語入力が出来ません。
 日本語のテキストオブジェクトを作る場合は、下記の手順が必要です。
  1. テキストオブジェクトを作る
  2. 日本語に対応したフォントを設定する(日本語に対応してないと正しく表示されません)
  3. 日本語入力できる場所で書いた文字列をコピペする
 
 今回紹介するアドオンは、この作業を簡単にするものです。
 さっそく、インストールと使用方法を説明します。

使用環境

 私が使用している環境です。

アドオンのインストール

    ブラウザで作業

  1. 下記のリンクを右クリックして、『名前を付けてリンク先を保存』をクリックします。
  2. 任意のフォルダに保存します。

    Blenderで作業

  3. 『編集』→『プリファレンス』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210319212048p:plain
  4. 『アドオン』の『インストール』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210319212540p:plain
  5. 『ファイルビュー』で、先程ダウンロードした『MyTextObject.py』を選択し、『アドオンをインストール』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210319222500p:plain
  6. 『テスト中』を選択して『Object: テキストオブジェクト作成』にチェックを入れた後、『プリファレンスを保存』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210320154802p:plain
  7. Blenderプリファレンス』のウインドウを閉じます。
 インストールはこれで完了です。

アドオンの使い方

    Blenderで作業

  1. 『3Dビューポート』の右上の『<』を左へドラッグしてサイドバーを表示します。
    f:id:mmorley:20210320155725p:plain
  2. 『テキスト作成』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210320160801p:plain
  3. 『ファイルブラウザ』を開いて、使用するフォントファイルを設定します。
    3つ設定出来るのは、よく使うフォントを切り替えやすくするためです。
    設定した値はBlenderファイルに保存されます。(Blenderファイルを新規作成すると初期値になります。)
    注意:Blenderが対応していないフォントは正しく表示されません。日本語を使う場合は日本語のフォントを設定しないと正しく表示されません。
    f:id:mmorley:20210320165046p:plain
  4. 使用するフォントを選択します。
    f:id:mmorley:20210320165730p:plain
  5. 『文字列』を入力して『作成』をクリックします。
    f:id:mmorley:20210320170045p:plain
    テキストオブジェクトが作成されます。
    f:id:mmorley:20210320170506p:plain:w400

フォントファイルの初期値の変更方法

 先程も書きましたが、設定したフォントファイルはBlenderファイル(.blend)に保存されます。
 Blenderファイルを新規作成した場合は、アドオンの初期値になります。
 初期値を変えたい場合は、『MyTextObject.py』をメモ帳などで開いて下図の場所を変更します。

    f:id:mmorley:20210320171524p:plain
 インストールした『MyTextObject.py』は下記の場所にあります。
  • 『C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.92\scripts\addons』