モーリーのメモ

アプリ開発等(プログラミング、CG作成)、興味を持ったことを実践してまとめるブログです。

モーリーのメモ

アニメ調の雲を作成する!:Blender

<今回やること!>

  • アニメ調の雲を作成します。
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 写真のようなリアルな雲ではなくて、無作為にモコモコした雲を作成します。
 
 記事中のキー操作については、Windowsの場合は『option』キーを『alt』キーに置き換えて下さい。

使用環境

 私が使用している環境です。

カメラと照明の設定

カメラが常に原点を向くようにする

  1. 『3Dビュー』で、『1』→『5』を押して、『フロント・平行投影』にする
  2. 『shift + a』を押して、『エンプティ』-『十字』をクリック
    『Empty』オブジェクトをカメラ・照明のターゲットにします。『Empty』はレンダリングされません。
    f:id:mmorley:20190414202219p:plain:w300
  3. 『Camera』→『Empty』の順に『shift + 右クリック』で複数選択する
  4. 『control + t』を押して、『トラック(コンストレイント)』をクリック
    『Camera』を移動させても、常に『Empty』の方を向くようになります。
    f:id:mmorley:20190414210305p:plain:w300

照明が常に原点を向くようにする

 設定方法はカメラと同じです。

  1. 『3Dビュー』で、『Lamp』→『Empty』の順に『shift + 右クリック』で複数選択する
  2. 『control + t』を押して、『トラック(コンストレイント)』をクリック

カメラの位置、タイプ、画角を設定

  1. 『3Dビュー』で、『control + option + 0』を押す
    現在の視点にカメラが移動します。
  2. 『0』を押して、『カメラビュー』を解除
  3. 『Camera』を選択し、『プロパティ』の『データ』で、下図のように設定
    f:id:mmorley:20190520210827p:plain
  4. 『h』を押して、カメラを非表示にする

照明の位置、タイプ、強さを設定

  1. 『3Dビュー』で、『Lamp』を選択
  2. 『n』を押して数値パネルを表示し、下図のように設定
    f:id:mmorley:20190520214235p:plain
  3. 『プロパティ』の『データ』で、下図のように設定
    f:id:mmorley:20190521101144p:plain

雲の形状を作成

  1. 『3Dビュー』で、立方体を選択
  2. 『ツール』で、『スムーズ』を適用
    f:id:mmorley:20190521104907p:plain
  3. 『3Dビュー』で、『tab』を押して『編集モード』にする
  4. 『s』→『x』→『2』→『enter』を押して、x方向に拡大
  5. 『tab』を押して『オブジェクトモード』にする
  6. 『プロパティ』の『モディファイ』で、『細分割曲面』を追加
    f:id:mmorley:20190521152110p:plain
  7. 『細分割曲面』モディファイアを下図のように設定
    f:id:mmorley:20190521105455p:plain
  8. 『プロパティ』の『モディファイ』で、『ディスプレイス』を追加
    f:id:mmorley:20190521105809p:plain
  9. 『ディスプレイス』モディファイアで、下図のアイコンをクリック
    f:id:mmorley:20190521110251p:plain
  10. 『プロパティ』の『テクスチャ』で、『新規』をクリック
    f:id:mmorley:20190521110451p:plain
  11. 『画像または動画』で、『ボロノイ』を選択
    f:id:mmorley:20190521110847p:plain
  12. 『ボロノイ』のサイズを下図のように設定
    モコモコのサイズを変えたい場合はこの数値を変更します。
    f:id:mmorley:20190521111246p:plain
  13. 『色』で、『カラーランプ』にチェックを入れて、下図のように設定
    『1』側を黒に近づけると、モコモコの強弱の差が大きくなります。
    f:id:mmorley:20190521112754p:plain

雲のマテリアルを設定

  1. 『プロパティ』の『マテリアル』を下図のように設定
    f:id:mmorley:20190521114101p:plain
    ここまでで下図のような雲が出来上がります。
    f:id:mmorley:20190521135749p:plain:w400

雲のモコモコの形を変える

  1. 『3Dビュー』で、『shift + a』を押して、『エンプティ』-『十字』をクリック
  2. 『ディスプレイス』モディファイアで、『テクスチャ座標』を『オブジェクト』にして『オブジェクト』に『Empty.001』を設定
    f:id:mmorley:20190521114732p:plain
  3. 『Empty.001』を位置を動かすと、モコモコの形状が変化する

雲の周りにモヤモヤを付ける

  1. 『3Dビュー』で、『雲のオブジェクト』を選択し、『shift + d』→『enter』を押して複製
  2. 『プロパティ』の『マテリアル』で『+』を押して、新しいマテリアルを追加し、下図のように設定
    f:id:mmorley:20190521140716p:plain
    雲の周りにモヤモヤが付きました。
    f:id:mmorley:20190521140930p:plain:w400

あとがき

 最初の形は大まかな形状を決めるものなので、直方体以外でも大丈夫です。
 記事中の設定値をいろいろ調整して、最適なモコモコ具合を作ってみて下さい。