モーリーのメモ

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パッケージとランタイム環境の設定:Cocosドキュメント

 『英語が苦手だけど、ちゃんと読んだら何か良いこと書いてるかもしれない。』ということで、Cocosのドキュメントを章ごとに訳しています。
 
  今回は『パッケージとランタイム環境の設定』の章です。

ドキュメントの場所

 ドキュメントは、下記のサイトで見ることが出来ます。
http://www.cocos.com/doc/document_en/
 
 『パッケージとランタイム環境の設定』は、『Cocosドキュメント』の下記の場所にあります。
・『Cocos』-『Chapter2:General Project Workflow』-『Package and Runtime Environment Settings』
 
 私個人の状況として、まだ具体的にAppleの『App ID』を取得するまでに至っていませんので、上記のドキュメントの内容の全てを確認してはいません(特に『Cocos Studio 2』でのプロジェクトのパッケージ化の部分)。

パッケージとランタイム環境の設定

 『Cocos Studio 2』で、パッケージ機能を有効にするには、次の操作を行う必要があります。

  • 環境設定(Win/Mac
  • パブリッシュとパッケージの設定

環境とパッケージの設定

Windowsの設定は割愛させていただきます。)

Mac

 Macでの様々なツールのインストールは比較的簡単です。ユーザーは環境変数を変更する必要はありません。

 注意:iOSアプリの開発用証明書ファイル(.p12) と(.cer)が必要です。(たぶん、プロビジョニングファイル(.mobileprovision)の取得も必要)
手順1

  • iOSアプリの開発用証明書』を設定するには、取得した『.p12ファイル』をダブルクリック
    次の図のようなページが表示されます。
    f:id:mmorley:20150906185126p:plain
  • 『.p12ファイル』を書き出す際に設定したパスワードを入力し、『OK』をクリック
    次のようなページが表示されます。
    f:id:mmorley:20150906163847p:plain
  • 『.cerファイル』をここにドラッグアンドドロップ

手順2

  • 証明書のID(identity)が有効かを確認
  • 『ターミナル』を起動し、次のコマンドを実行:『 security find-identity -v -p codesigning』
    『証明書のID(identity)』が有効である場合、次の図のような情報が表示されます。
    f:id:mmorley:20150906190318p:plain
    (私の場合、なぜか0→2つになってしまった;『Cososドキュメント』では1つです。)

パッケージ

 環境の設定を行った後、『Publish and Package』の設定を行う必要があります。

Windows

(こちらは、Macで引用されていたため記載しています。)
1.『C++』パッケージ
C++』プロジェクトを『csb』形式にパブリッシュした後、『APK』ファイルにパッケージにする必要がある場合、次の操作を行います。

  • C++』プロジェクトの『Publish』の設定に行きます。
    • 『Cocos Studio 2』のアプリケーションメニューの『Project』-『Project Setting...』をクリック
      f:id:mmorley:20150906192054p:plain
  • 『Project Setting』を次のように設定
    • 『Publish Content』で『Resource and Project File』を選択
    • 『Data Format』で『csb File(Binary)』を選択
    • 『OK』をクリック
      f:id:mmorley:20150906224846p:plain
  • 『Publish and Package』
    • 『Cocos Studio 2』のアプリケーションメニューの『Project』-『Publish and Package...』をクリック
      f:id:mmorley:20150906225443p:plain
  • 『Publish and Package』を次のように設定
    • 『Package』を選択
    • 『Package Type』で『Android Package(.apk)』を選択
      f:id:mmorley:20150906225825p:plain
    • 『Setting』をクリック
    • 『.apk』パッケージの出力先のパスを選択
    • 出力先のパスは、プロジェクトディレクトリの相対パスです。
      f:id:mmorley:20150906225908p:plain

2.『Lua』と『JavaScript』プロジェクトの作業工程は、『C++』プロジェクトと同様です。

Mac

Android パッケージは、Windowsと同様です。
iOSのパッケージは次のように行って下さい。

  • 『Cocos』プロジェクトを作成(Engineバージョンを選択)
  • プロジェクトリソースのインポート
  • Xcode』へプロジェクトをパブリッシュし、名前とIDを変更
    • 左のカラムでプロジェクトをクリックし、『General』を選択
    • 『Bundle Identifier』の値として『*.p12』の名前を使用
      f:id:mmorley:20150906230453p:plain
  • 『Build Settings』->『Code Signing』->『Code Signing Identity』で、取得した証明書のIDを選択
  • 『Build Settings』->『Code Signing』->『Provisioning Profile』で、取得したプロビジョニングプロファイルを選択
    f:id:mmorley:20150906230938p:plain
  • 『Cocos Studio 2』でのパッケージ
    • 『Cocos Studio 2』のアプリケーションメニューの『Project』-『Package and Project』』をクリック
    • 『Package』を選択し、『Package Type』で、『iOS Package(.ipa)』もしくは『Android Package(.apk)』を選択
    • 『OK』をクリック
  • エフェクトの確認の為に、モバイルデバイスにプロジェクトをインストール

プロジェクトの実行

 『Run Projec(プロジェクトの実行)の設定は、パッケージの設定と似ています。『Run』機能は、AndroidバイスがPCもしくはMacに接続された時、プロジェクトを直接パブリッシュし、プレビューすることをサポートしています。
 
以上です。

あとがき

 『Apple Developer Program』への各種登録や設定が作業にからんで来るので、慣れるまでは大変です。まだまだ理解が足りません。