モーリーのメモ

アプリ開発等(プログラミング、CG作成)、興味を持ったことを実践してまとめるブログです。

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iOSアプリ開発用証明書(.cer形式ファイルと、.p12形式ファイル)の取得

 『Cocosドキュメント』の『Chapter 2: General Project Workflow』-『Package and Runtime Environment Settings』の中で、『.cerファイル』と『.p12』ファイルを要求されるので、入手方法をまとめました。

Apple Developer Program

 証明書を取得するには『Apple Developer Program』に登録している必要があります。
 下記のサイトから登録できます。

iOSアプリ開発用証明書(.p12ファイル)の取得

『キーチェーンアクセス(Macの標準アプリ)』での作業

CSRファイル(CertificateSigningRequest.certSigningRequest)の作成

  1. 『キーチェーンアクセス』を起動

    • 『キーチェーンアクセス』は、『アプリケーション』-『ユーティリティ』フォルダの中にあります。
      f:id:mmorley:20150905194605p:plain

  2. 『キーチェーンアクセス』のアプリケーションメニューの『キーチェーンアクセス』-『環境設定...』をクリック
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  3. 『環境設定』ウインドウで『証明書』をクリックし、下記のように設定

    • オンライン証明書状況プロトコルOCSP):切
    • 証明書失効リスト(CRL):切
      f:id:mmorley:20150905200510p:plain

  4. 『キーチェーンアクセス』のアプリケーションメニューの『キーチェーンアクセス』-『証明書アシスタント』『認証局に証明書を要求...』をクリック
    f:id:mmorley:20150905201342p:plain
  5. 証明書情報を入力し、『続ける』をクリック

    • ユーザーのメールアドレス:『Apple Developer Program』に登録したメールアドレス
    • 通称:『Apple Developer Program』に登録した名前
    • CAのメールアドレス:(空白)
    • 要求の処理:『ディスクに保存』を選択、『鍵ペア情報を指定』にチェック
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      図中のメールアドレス、通称は架空です。

  6. 『場所』を選択し、『保存』をクリック

    • 『CertificateSigningRequest.certSigningRequest』ファイルを任意の場所に保存
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  7. 鍵ペア情報を入力し、『続ける』をクリック

  8. 『完了』をクリック
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Apple Developer』サイトでの作業

CERファイル(証明書ファイル)の取得

  1. Apple Developer』の『Member Center』(下記のURL)を開く

  2. Apple Developer Program』に登録した『Apple ID』と『パスワード』を入力し、『Sign In』をクリック
    f:id:mmorley:20150905221053p:plain
  3. iOS』の『Certificates, Identifiers & Profiles』をクリック
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  4. iOS Apps』の『Certificates』の『All』が選択された状態で、『+』クリック
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  5. 『What type of certificate do you need?(どのタイプの証明書が必要ですか?)』で『Development』-『iOS App Development』を選択
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    各項目について

    • 『Development』
      • iOS App Development』:iOSアプリ開発
      • Apple Push Notification service SSL (Sandbox)』:テストでプッシュ通知を行う際に必要
    • 『Production』
      • App Store and Ad Hoc』:アプリの『App Store』への提出や、アドホック配布(限定配布)用
      • Apple Push Notification service SSL (Production)』:製品版でプッシュ通知を行う際に必要
      • 『Pass Type ID Certificate』:『Passbook』用
      • Website Push ID Certificate』:ウェブサイトへの通知用
      • 『WatchKit Services Certificate』:『WatchKitサービス』用
      • VoIP Services Certificate』:『VoIPサービス』用
      • Apple Pay Certificate』:『Apple Pay』用

  6. 『About Creating a Certificate Signing Request(CSR)』で『continue』をクリック

    • 最初にMacで作成した『CSRファイル(CertificateSigningRequest.certSigningRequest)』の作成についての説明です。
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  7. 『Generate your certificate.』で次の操作を行う

    • 『Choose File...』をクリックし、最初に作成しておいた『CertificateSigningRequest.certSigningRequest』を選択
    • 『Generate』をクリック
      f:id:mmorley:20150906150153p:plain

  8. 『Your certificate is ready.』で次の操作を行う

    • 『Download』をクリックし、『ios_development.cer』を任意の場所にダウンロード
    • 『Done』をクリック
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『キーチェーンアクセス』での作業

証明書の登録

  1. 先ほどダウンロードした『ios_development.cer』をダブルクリック

    • 『キーチェーンアクセス』が起動し、『証明書』が登録される

  2. 『キーチェーン』の『ログイン』、『分類』の『証明書』を選択し、『iPhone Developer:〜〜』が登録されていることを確認
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『.p12』ファイルの書き出し

  1. 『キーチェーン』の『ログイン』、『分類』の『証明書』を選択した状態で、『iPhone Developer:〜〜』をクリック(上図の状態)
  2. 『キーチェーンアクセス』のアプリケーションメニューの『ファイル』-『書き出し』をクリック
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  3. 『場所』(任意の場所)、『個人情報交換(.p12)』を選択し、『保存』をクリック
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  4. 『書き出した項目を保護するために使用されるパスワードを入力:』で、『パスワード』、『確認』ともに空白のまま、『OK』をクリック

    • パスワードをかける必要がある場合は、パスワードを入力して下さい。
    • パスワードをかけると、利用先でエラーになる場合等があるそうです。今回の場合はわかりません。
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  5. キーチェーン"ログイン"パスワードが要求されるので、『パスワードを』入力し、『許可』をクリック

  6. 指定した場所に『証明書.p12』が書き出されていることを確認
 
以上です。

あとがき

 Appleのサイトですが、見た目や分類が見るたびに変わっているような気がします。
 あと、証明書の分類も増えてますね。『iOS App Development』と『App Store and Ad Hoc』以外を使う日は来るのだろうか。