モーリーのメモ

アプリ開発等(プログラミング、CG作成)、興味を持ったことを実践してまとめるブログです。

モーリーのメモ

ガラスのようなマテリアルの設定:Blender

<今回やること!>

  • Blenderレンダー』でガラスっぽいマテリアルの設定を行います、
    f:id:mmorley:20160324202333p:plain:w500
 
 『Cyclesレンダー』は写真寄り、『Blenderレンダー』は絵寄りです。
 リアルさは『Cyclesレンダー』が上ですが、マシンパワーが求められるので、私は『Blenderレンダー』を使うことが多いです。

使用環境

私が使用している環境です。

設定内容

レンダリングエンジンは『Blenderレンダー』を使用

 レンダリングエンジンは画面上部中央で選択します。
 レンダリングエンジンによってマテリアルの設定内容が異なります。
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ガラスにしたいオブジェクトのマテリアルの『Transparency』を設定

 下図のように設定します。
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Transparency 透明設定、オン:有効、オフ:無効
透明タイプ Raytrace:屈折の計算にレイトレーシングを使用します。
複雑な屈折、減衰、およびぼかしが可能。
alpha 不透明度、0:透明〜1:不透明
IOR 屈折率、実際の物質の屈折率を設定
空気=1.000 (無屈折)、アルコール=1.329、ガラス=1.517
プラスチック=1.460、水=1.333 、ダイヤモンド= 2.417
Filter 透過光線トレースのフィルタリングの量
この値が高いほどマテリアルのベースカラー
より多く表示される。
Depth 単一の光線が通過できる透過表面の最大数
透明オブジェクトの表面の黒い部分を
解消するには Depth 値を増加する。

床など影が映る側のオブジェクトのマテリアルの『Shadow』を設定

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Receive Transparent 他の透明なオブジェクトからかかる透明な影を
マテリアルが受けられるようにする。
  • 『Receive Transparent』をオフ
    f:id:mmorley:20160324220506p:plain:w200
  • 『Receive Transparent』をオン
    f:id:mmorley:20160324220604p:plain:w200

レンダリング画像の背景を『Transparent』にした時の現象

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 『Render』タブの『Shading』の『Alpha Mode』を『Transparent』した場合、下図のようになりました。
 チェック模様の部分は透明なのですが、本来透明ではダメな部分だと思います。
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『Alpha Mode』を『Sky』にすると治りました。
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あとがき

 文字はInkscapeで書いてパスに変換した物をBlenderにインポートしました。
Inkscapeからインポートして、細かくなった面を結合する方法は下記の記事で説明しています。
mmorley.hatenablog.com