モーリーのメモ

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読み上げ機能でデータを音声でチェックする!:Excel

<今回やること!>
 Excelデータを音声で読み上げさせます。
 例えば、紙からExcelに書き写したデータをチェックする際に、耳でExcel、目で原本をチェックできるので、交互に見比べる必要がなくなります。
 
 Excel『セルの読み上げ』を使う方法と、フリーウェアの棒読みちゃんを使う方法を説明します。
 
 この2つをざっくりと比べる下記のような感じです。

    Excelの『セルの読み上げ』棒読みちゃん
    インストー不要必要
    読み上げ方向の変更できる
    (1行ずつ、1列ずつ)
    できない
    読み上げ速度の変更できない
    (やり方不明)
    できる
    数字の読み少し賢い少し賢くない
    読み方の教育できない
    (やり方不明)
    できる
 Excelは読み上げ速度の変更は、ググると下記の方法が見つかりますが、私の環境では速度が変更出来ませんでした。

 
 数字の読み上げは、デフォルトだとExcelのほうが少し賢いです。
 12/34を、Excelは『さんじゅうよん ぶんの じゅうに』、『棒読みちゃん』は『じゅうに さんじゅうよん』と読みます。
 ただし、『棒読みちゃん』は、読みを変更することが出来ます。
 
 Excelの読み上げ機能は、すぐに使えて簡単です。
 読み上げの速度や読み方を変更をしたい場合は『棒読みちゃん』も選択肢に入ると思います。
 
 以降で、詳しいやり方を説明します。

使用環境

 今回使用した環境です。

読み上げるデータを準備する

 読み上げ機能を試すために、適当なデータを用意します。

  1. 下記の表全体をコピー
    氏名年齢体重(kg)判定
    佐藤2686.5
    鈴木1972.3
    高橋31102.5
  2. ExcelのシートでA1のセルを右クリックし、『形式を選択して貼り付け』をクリック
    f:id:mmorley:20170603132514p:plain:w250
  3. 『貼り付ける形式』で『テキスト』を選択
    上記の表データが、エクセルに入力されます。

Excelの『セルの読み上げ』の使い方

 最初に、デフォルトで表示されていない『セルの読み上げ』ボタンを表示する必要があります。

『セルの読み上げ』をツールバーに表示

  1. Excelで『クイック アクセス ツールバーのユーザー設定』-『その他のコマンド』をクリック
    f:id:mmorley:20170711150412p:plain:w500
  2. 開いた『Excelのオプション』ウィンドウの『コマンドの選択』で『すべてのコマンド』を選択
    f:id:mmorley:20170711120436p:plain:w500
  3. 左側のコマンドの一覧から、下記のコマンドを選択し、『追加』ボタンをクリック(1つずつ追加)

    • 『セルの読み上げ』
    • 『セルの読み上げ - セルの読み上げを停止』
    • 『セルを1行ずつ読み上げ』
    • 『セルを1列ずつ読み上げ』

  4. 『OK』ボタンをクリックして、『Excelのオプション』ウィンドウを閉じる
    下図のように画面上部にボタンが追加されます。
    f:id:mmorley:20170711173238p:plain

『セルの読み上げ』の使い方

  1. Excelで、"読み上げさせたい"セルを選択
    f:id:mmorley:20170712070903p:plain
  2. 下記のいずれかの読み上げ方向を選択
    セルを1行ずつ読み上げセルを1列ずつ読み上げ
    f:id:mmorley:20170712085801p:plain:w240f:id:mmorley:20170712085646p:plain:w240
  3. 『セルの読み上げ』ボタンをクリック
    f:id:mmorley:20170712074354p:plain
    読み上げが開始されます。
 
途中で読み上げを停止したい場合は、『セルの読み上げ - セルの読み上げを停止』ボタンをクリックするか、セルの選択範囲を解除・変更します。
    f:id:mmorley:20170712074603p:plain

棒読みちゃん』の使い方

 『棒読みちゃん』は無料で使用できるフリーウェアです。インストール不要で、圧縮ファイルをダウンロードして、解凍するだけで使用できます。

棒読みちゃん』のダウンロードから起動まで

  1. 下記のリンクをクリック
    chi.usamimi.info
  2. 画面の左にある『ダウンロード』をクリック
    f:id:mmorley:20170712110804p:plain:w150
  3. 『ダウンロード』ボタンをクリック
    f:id:mmorley:20170712111037p:plain
  4. 下図の赤枠内のアイコンをクリックして、『BouyomiChan_0_1_11_0_Beta16.zip』をダウンロードする
    f:id:mmorley:20170712111712p:plain:w400
  5. 『BouyomiChan_0_1_11_0_Beta16.zip』を右クリックし、『すべて展開』をクリック
  6. 『参照』ボタンから展開先のフォルダを選択し、『展開』ボタンをクリック
    f:id:mmorley:20170714114013p:plain:w400
  7. 『BouyomiChan_0_1_11_0_Beta16』フォルダ内の『BouyomiChan.exe』をダブルクリックして起動
     
    初回起動時に、下記のようにプラグインの有効/無効を設定します。
    Excelの読み上げに必要なのは『クリップボードの監視』だけです。設定は後からでも変更出来ます。
     
  8. 2ch専用ブラウザ読み上げ』は『いいえ』をクリック
    f:id:mmorley:20170712164923p:plain:h150
  9. クリップボード監視』は『はい』をクリック
    f:id:mmorley:20170712164936p:plain:h150
  10. 『ニコニコ読み上げ』は『いいえ』をクリック
    f:id:mmorley:20170712164950p:plain:h150
  11. Skype読み上げ』は『いいえ』をクリック
    f:id:mmorley:20170712165006p:plain:h150
  12. Twitter読み上げ』は『いいえ』をクリック
    f:id:mmorley:20170712165015p:plain:h150
後で設定を変更したい場合は、『その他』の『プラグイン』で変更出来ます。
    f:id:mmorley:20170712165032p:plain:w200

棒読みちゃん』の使い方

 『棒読みちゃん』は起動するとクリップボードの監視を始めます。
 文字データをコピー(コピペのコピー)すると、そのデータを読み上げます。

  1. 棒読みちゃんを起動
  2. お好みで、『声質』、『音量』、『速度』、『音程』を変更
    f:id:mmorley:20170714112900p:plain
  3. Excelで、"読み上げさせたい"セルを選択し、キーボードの『ctrl + c』を押す
    f:id:mmorley:20170712070903p:plain
    コピーしたセルのデータが読み上げられます。

棒読みちゃん』の読み方の変更

 単純にふりがなを登録する方法と、正規表現を使う方法があります。
 正規表現は、文字の並びのパターンを記号で表す方法です。
www.megasoft.co.jp

分数の読み方の変更

 この記事の冒頭で紹介した『分数の読み方』を直すには下記のように設定します。

  1. 『辞書登録』-『単語』-『正規表現』をクリックして表示
  2. 下記のように入力して、『新規追加』ボタンをクリック
    優先度0
    探索文字列(空欄)
    正規表現([0-9]+)¥/([0-9]+)
    置換後$2ぶんの$1
    f:id:mmorley:20170716101634p:plain

連続する空白するセルを読み飛ばす

 空白セルの数だけ読み上げに"間"が空くのを防ぐには下記のように設定します。
f:id:mmorley:20170716102603p:plain:w500

  1. 『辞書登録』-『単語』-『正規表現』をクリックして表示
  2. 下記のように入力して、『新規追加』ボタンをクリック
    優先度0
    探索文字列(空欄)
    正規表現¥t¥t+
    置換後 (スペース4つ)
    スペースの数で、間の長さが変わります。
    f:id:mmorley:20170716101425p:plain

あとがき

 大量のデータチェックをする時に、『誰か読み上げてくれたらな』と思ったのですが、ふと調べてみるとExcel自体に読み上げ機能があることが分かりました。早速使ってみると確かに便利でした。ただ、データが大量だったので、読み上げ速度を速くしたくなり、最終的に『棒読みちゃん』を使いました。
 読み上げ機能を使うと、原本とExcelを交互に眺めてチェックするのと効率が雲泥の差です。また、自分のペースで出来る分、誰かに読んでもらうよりも読み上げ機能のほうが便利だと思います。聞き直すのも気兼ねなく出来ますし、人件費も要りません。