Macでコピーは『command + c』を使いますが、
Inkscapeでは『control + c』です。
ややこしいのでInkscapeもcommandキーで操作出来るようにします。
また、altキーの代わりにoptionキーを使用出来るようにします。
『alt + クリック』で下にあるオブジェクトを選択する、等の操作が出来るようになります。
目次
使用環境
私が使用している環境です。
- Mac OS X El Capitan Version 10.11.4
- Inkscape Version 0.91
- XQuartz Version 2.7.8 (xorg-server 1.16.4)
設定方法
1.ターミナルを起動
- 『アプリケーション』-『ユーティリティ』フォルダ内の『ターミナル』を起動
2.『ホームディレクトリ(/Users/ユーザ名/)』に『.xmodmap』ファイルを作成
- 下記をコピーして『ターミナル』に貼り付け、キーボードの『return』キーを押して実行
cd ~
touch .xmodmap
『.xmodmap』ファイルを開く
『.(ドット)』から始まるファイル名は、隠しファイルなので通常『Finder』では見れません。
- 下記をコピーして『ターミナル』に貼り付け、キーボードの『return』キーを押して実行
open .xmodmap
テキストエディタで『.xmodmap』ファイルが開きます。 - 『ターミナル』を閉じる
テキストエディタで『.xmodmap』ファイルを編集
- 下記のをコピーして、テキストエディタの『.xmodmap』ファイルに貼り付ける
! Switch meta and control
keycode 67 = Meta_L
keycode 63 = Control_L
keycode 71 = Control_R
clear mod2
clear control
add mod2 = Meta_L
add control = Control_L Control_R - キーボードの『command + s』で保存
- テキストエディタを閉じる
XQuartz(X11)の環境設定
*『.xmodmap』ファイルを編集した後に『XQuartz』を起動する必要があります。
- 『Inkscape』を起動
『XQuartz』も起動します。
既に起動していた場合は再起動します。 - 『XQuartz』のアプリケーションメニューの『環境設定』をクリック
- 『環境設定』の『入力』タブを下図のように設定
『環境設定』の変更は、即反映されます。
設定は以上です。
捕捉
『.xmodmap』ファイルの有無を確認
作成した『.xmodmap』ファイルは通常非表示です。
ファイルの有無を確認するには下記の操作を行います。
- 下記をコピーして『ターミナル』に貼り付け、キーボードの『return』キーを押して実行
cd ~
ls -a
ファイルが多い場合は、『ターミナル』をマウス等でスクロールして確認します。
『.xmodmap』ファイルの削除
- 下記をコピーして『ターミナル』に貼り付け、キーボードの『return』キーを押して実行
rm .xmodmap
あとがき
だいぶ前に設定しようとした時は上手く設定出来ませんでした。、
あきらめてcontrolキーを使っていましたが、たまにこんがらがってました。
たぶんその時は、XQuartzの設定が上手く出来ていなかったんだと思います。