モーリーのメモ

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顔のモデリングの超詳細手順 その6 まゆ毛、まつ毛、瞳を作る!:Blender

 人型の3Dキャラクターの顔をモデリングします。
 

 ↑の記事の続きです。
 
 今回はまゆ毛、まつ毛、瞳を一気に作ります。
 
 それでは作成を開始します!
 
 ◆ このシリーズの目次 ◆
 
*図は、クリックすると拡大表示されます。
Macのキー操作で書いています。Windowsの方は以下のように変換して下さい。
 Mac[Window]キー対応:option[alt]、control[ctrl]、command [windows]

使用環境

 私が使用している環境です。

まゆ毛を作る

まゆ毛の位置に円を追加する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『1』キーを押して、『フロント・平行投影』にする
  2. 『tab』キーを押して『編集モード』にする
  3. 『z』キーを押して、『ワイヤーフレーム』表示にする
  4. 下絵のまゆげの中心を左クリックして、『3Dカーソル』を置く
    f:id:mmorley:20190903131912p:plain:w300
  5. 『shift + a』キー→『円』をクリック

    ここから『ツール』パネルで作業

    *数値の入力欄の中で左右にマウスドラッグすると、『3Dビュー』で確認しながら数値を変更出来ます。
  6. 下図のように設定する
    f:id:mmorley:20190903135021p:plain

まゆ毛の形を作る

 まゆ毛の形を作ります。

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『スナップ』をON、『スナップする要素』を『面』、『スナップ対称』を『近接』にする
    頂点が顔の面に沿って移動するようになります。
    f:id:mmorley:20190903110338p:plain
  2. 頂点を1つずつ選択して、『g』キーで下絵のまゆげの外周上に移動する
    *見えにくいので頂点を全選択しています。
    f:id:mmorley:20190903141147p:plain
  3. 『スナップ』をOFFにする
  4. 下図のように頂点を選択して、『f』キーを押して面を張る
    • 1箇所目
      f:id:mmorley:20190903142625p:plain:w300 f:id:mmorley:20190903142651p:plain:w300
    • 2箇所目
      f:id:mmorley:20190903142833p:plain:w300 f:id:mmorley:20190903142853p:plain:w300
    • 3箇所目
      f:id:mmorley:20190903142920p:plain:w300 f:id:mmorley:20190903142939p:plain:w300
    • 4箇所目
      f:id:mmorley:20190903143005p:plain:w300 f:id:mmorley:20190903143026p:plain:w300
    • 5箇所目
      f:id:mmorley:20190903143045p:plain:w300 f:id:mmorley:20190903143059p:plain:w300
  5. 『tab』キーを押して、『オブジェクトモード』にする

    ここから『ツール』パネルで作業

  6. 『スムーズ』をクリック

    ここから『3Dビュー』で作業

  7. 『tab』キーを押して『編集モード』にする
  8. 『l(エル)』キーを押して、まゆげの頂点を全て選択する
  9. 『7』キーを押して『トップ・平行投影』にする
  10. 『z』キーで『ソリッド』表示にする
  11. 『e』キーを押して、下図のように面を押し出す
    f:id:mmorley:20190903191925p:plain:w300
  12. 『l(エル)』キーを押して、まゆげの頂点を全て選択する
  13. 『g』キーを押して、下図のように移動する
    f:id:mmorley:20190903192002p:plain:w300

別のオブジェクトにする

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『l(エル)』キーを押して、まゆげの頂点を全て選択する
  2. 『p』キー→『選択物』をクリック

    ここから『アウトライナー』パネルで作業

  3. まゆ毛のオブジェクトをダブルクリックして、名前を"eyebrow"にする
  4. 顔(頭)のオブジェクトをダブルクリックして、名前を"head"にする
    f:id:mmorley:20190910214052p:plain
 
 ここまでで、下図のようになりました。
    f:id:mmorley:20190910155130p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910155144p:plain:w300

まつ毛を作る

目のフチを複製する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『tab』キーを押して、『編集モード』にする
  2. 『z』キーで『ワイヤーフレーム』表示にする
  3. メッシュ選択モードを『面選択』にする
    f:id:mmorley:20190905093916p:plain
  4. 下図のように、目の周りを選択する
    f:id:mmorley:20190905094021p:plain:w300
  5. 『shift + d』→『enter』キーを押して、その場に複製する
  6. 『p』キー→『選択物』をクリックして、別オブジェクトに切り離す

まつ毛の形に加工する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『tab』キーを押して、『オブジェクトモード』にする
  2. 切り離したオブジェクトを選択する
    f:id:mmorley:20190905104734p:plain:w300
  3. 『tab』キーを押して『編集モード』にする
  4. メッシュ選択モードを『頂点選択』にする
    f:id:mmorley:20190905104925p:plain
  5. 下図のように、頂点を選択する
    f:id:mmorley:20190905105041p:plain:w300
  6. 『7』キーを押して『トップ・平行投影』にする
  7. 『e』キーを押して、下図のように押し出す
    f:id:mmorley:20190905133748p:plain:w300
  8. 『k』キーを押して、下図のように切り込みを入れる
    • 上の面
      f:id:mmorley:20190905135906p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910174435p:plain:w300
    • 横の面
      f:id:mmorley:20190905140556p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910174655p:plain:w300
    • 下の面
      f:id:mmorley:20190910205652p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910205816p:plain:w300
  9. メッシュ選択モードを『面選択』にする
    f:id:mmorley:20190905093916p:plain
  10. 下図のように面を選択して、『x』キー→『面』をクリックして削除する
    • 上の面
      f:id:mmorley:20190905141446p:plain:w300 f:id:mmorley:20190905141627p:plain:w300
    • 横の面
      f:id:mmorley:20190905172303p:plain:w300 f:id:mmorley:20190905172320p:plain:w300
    • 下の面
      f:id:mmorley:20190905172425p:plain:w300 f:id:mmorley:20190905172455p:plain:w300

『厚み付け』モディファイアを適用する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『z』キーを押して、『ソリッド』表示にする
  2. 『tab』キーを押して、『オブジェクトモード』にする

    ここから『プロパティ』パネルで作業

    f:id:mmorley:20190905210707p:plain
  3. 『モディファイア』タブを表示
  4. 『追加』をクリックし、『厚み付け』モディファイアを選択する
  5. 『幅』を"0.3"にする
  6. 『オフセット』を"0.5"にする
  7. 『適用』をクリックする

毛先を加工する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『tab』キーを押して『編集モード』にする
  2. 『隠線処理』をOFF(陰線を表示)する
    f:id:mmorley:20190905202225p:plain
  3. 下図の面を選択する
    まつ毛の両端と毛先の麺を選択します。
    f:id:mmorley:20190910210439p:plain:w300
  4. 『control + .(ピリオド)』キーを押して、『ピボットポイント』を『それぞれの原点』にする
  5. 『s』キー→"0.1"→『enter』キーを押して縮小する
    f:id:mmorley:20190910210507p:plain:w300
  6. 毛先の面を選択して、『g』キーを押して、下図のように移動する
    • 正面
      f:id:mmorley:20190905213150p:plain:w300

    • f:id:mmorley:20190905213452p:plain:w300
  7. 下図のように、それぞれの面を選択して、『g』キーを押して移動する
    f:id:mmorley:20190910212935p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910213040p:plain:w300
  8. 毛先の面を選択して、『control + r』キーを押して、下図のようにループカットする
    f:id:mmorley:20190910213218p:plain:w300
  9. 『g』キーを押して、ループカットで追加された辺を移動して、毛にカーブを付ける
    f:id:mmorley:20190905215643p:plain:w300
  10. 『頂点選択』にする
  11. 他の毛先にも同様にカーブを付けた後、頂点を移動して形を作り込む
    f:id:mmorley:20190905223154p:plain:w300 f:id:mmorley:20190905223352p:plain:w300

    ここから『アウトライナー』パネルで作業

  12. まゆ毛のオブジェクトをダブルクリックして、名前を"eyelash"にする
    f:id:mmorley:20190910214231p:plain
 
 ここまでで、下図のようになりました。
    f:id:mmorley:20190910214727p:plain:w300 f:id:mmorley:20190910214750p:plain:w300

瞳を作る

 目の作り方は色々ありますが、目玉を球で作るのではなく、瞳だけ作る方法にしました。

瞳の位置に円を追加する

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『tab』キーを押して、『オブジェクトモード』にする
  2. 顔のオブジェクトを選択する
  3. 『tab』キーを押して、『編集モード』にする
  4. 『1』キーを押して、『フロント・平行投影』にする
  5. 『隠線処理』をON(陰線を非表示)する
  6. 『z』キーを押して、『ワイヤーフレーム』表示にする
  7. 下絵の瞳の中心を左クリックして、『3Dカーソル』を置く
    f:id:mmorley:20190911115901p:plain:w300
  8. 『shift + a』キー→『円』をクリック

    ここから『ツール』パネルで作業

    *数値の入力欄の中で左右にマウスドラッグすると、『3Dビュー』で確認しながら数値を変更出来ます。
  9. 下図のように設定する
    f:id:mmorley:20190911093003p:plain f:id:mmorley:20190911115947p:plain:w300

面を張る

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. メッシュ選択モードを『頂点選択』にする
    f:id:mmorley:20190905104925p:plain
  2. 『,(カンマ)』キーを押して、『ピボットポイント』を『バウンディングボックス(選択範囲)の中心』にする
  3. 『e』→『s』キーを押して、下図のように面を押し出す
    f:id:mmorley:20190911120025p:plain:w300
  4. 『3』キーを押して、『ライト・平行投影』にする
  5. 『g』→『y』キーを押して、y-側に移動する
    f:id:mmorley:20190911133139p:plain:w300
  6. 『1』キーを押して、『フロント・平行投影』にする
  7. 『e』→『s』キーを押して、面を押し出す
    下絵の瞳孔のサイズに合わせます。
    f:id:mmorley:20190911133222p:plain:w300
  8. 『control + f』キー→『グリッドフィル』をクリックして、下図のように面を張る
    細分割曲面のメッシュがきれいになります。
    f:id:mmorley:20190911133243p:plain:w300
  9. 『3』キーを押して、『ライト・平行投影』にする
  10. 『g』→『y』キーを押して、y+側に移動する
    f:id:mmorley:20190911133453p:plain:w300
  11. 『e』→『y』キーを押して、y+側に押し出す
    わずかに動かします。
    f:id:mmorley:20190911133549p:plain:w300
  12. 『1』キーを押して、『フロント・平行投影』にする
  13. 『z』キーを押して、『ソリッド表示』にする
    面が裏返っているため暗く表示されています。
    f:id:mmorley:20190911135346p:plain:w300
  14. 『l(エル)』キーを押して、瞳の頂点を全て選択する
  15. 『control + f』キー→『面を反転』をクリックして、面の向きを変える
    f:id:mmorley:20190911135510p:plain:w300
  16. 『tab』キーを押して、『オブジェクトモード』にする

    ここから『ツール』パネルで作業

  17. 『スムーズ』をクリック

    ここから『3Dビュー』で作業

  18. 『tab』キーを押して『編集モード』にする

別のオブジェクトにする

    ここから『3Dビュー』で作業

  1. 『p』キー→『選択物』をクリック

    ここから『アウトライナー』パネルで作業

  2. 瞳のオブジェクトをダブルクリックして、名前を"pupil"にする
    f:id:mmorley:20190911134419p:plain
 
 ここまでで、下図のようになりました。
    f:id:mmorley:20190911135902p:plain:w300 f:id:mmorley:20190911135920p:plain:w300
 瞳が正面を向いていたほうが塗る範囲を選択しやすいので、瞳の角度と位置の調整は色を塗った後に行います。
 
今回はここまでです。